箱根神社
どんな神社?
神社情報:
http://hakonejinja.or.jp/
所在地:
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80番地1
▶︎箱根へのアクセスは箱根の旅行 旅のしおりにて
別称:
箱根権現、三所大権現
由緒:
建久二年(1191年)成立の「筥根山縁起」によれば、孝昭天皇の代に、聖占上人(しょうぜん しょうにん)が駒ヶ岳に神仙宮を開いたのを草創とする。
また、天平宝字元年(757年)万巻上人(まんがん しょうにん)が霊夢により僧、俗、女三体の神を三所権現と称して祀ったことに始まるともされる。
「吾妻鏡」には石橋山の戦に敗れた源頼朝を助けた記事があり、以後鎌倉、室町時代を通じて関東の武家の崇敬を集めた。
ご祭神:
瓊瓊杵尊(ににぎ の みこと)
木花咲耶姫命(このはなさくやひめ の みこと)
彦火火出見尊(ひこほほでみ の みこと)
(御三神を「箱根大神」(はこね の おおかみ)と総称する)
例祭日:
7月31日 湖水祭(宵宮) 8月1日 例大祭
第三鳥居
元箱根方面から来ると、ここから箱根神社の境内になります。
本殿は境内を進んだ先にあります。道のりの途中で、さらに第四鳥居、第五鳥居をくぐります。
第四鳥居をくぐると、向こうに石段と第五鳥居が見えます。
石段の途中で前方を仰ぐと、第五鳥居の先に社殿の屋根が見え始めます。
石段を登りきると、神門と社殿は目の前です。
神門と社殿
社殿周辺
参道の右手横からは、神門、拝殿、本殿と直線的に並んでいるのが見てとれます。
一番奥に見える屋根の建物が、本殿です。
拝殿
ここで拝礼をします。
拝殿の鈴緒がかかる上部には、今にも飛び出しそうな龍の彫り物が掛けられています。
賽銭箱の横には、開運「なで小槌」が置かれています。
拝殿の筋向かい、神門のとなりには、お守りなどの授与所があります。
本殿
箱根神社の自然
・安産杉
九頭龍神社 新宮手前、絵馬殿のすぐ外側に立っています。
〔説明書き〕
箱根神社はこの皇祖三神をおまつりしていますが、この木は古代祭祀の象徴たる 神籬(ひもろぎ)(栄木)として崇めてきたものです。これがいつの頃よりか里人は、この大樹を健全な母胎の象徴とみなし、子孫繁栄を祈る子授け安産の杉と敬仰するようになりました。かつて鎌倉に幕府を興した源頼朝は、特に当神社を崇敬しましたが、その御台所政子の安産を祈願して實朝(三代将軍)が無事誕生しました。爾来武家や庶民の間にもこの風習が広く行はれるやうになったといはれます。
・矢立の杉
第四鳥居の手前にあります。
坂上田村麻呂(さかのうえ の たむらまろ)は、平安時代、征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)に任じられた武将で、当時の都、平安京(京都)から東北へ向かう途中で箱根権現に参詣し「表矢」を献じて武運を祈りました。
その願いが成就し、のちの武将たちも箱根の山を越えるさいは、表矢を献納し戦勝を祈願したという云われのある杉です。
〔説明書き〕
表矢を献納したと伝えられている。
幹はまっすぐに高く伸びて樹勢も旺盛である。
樹高 35メートル 胸高 6.0メートル
樹齢 約1200年(伝承)
芦ノ湖畔に立つ「平和鳥居」
社殿に至る正参道は、およそ南向きに延び、湖水まで続きます。その先に立つのが、「平和の鳥居」と呼ばれる湖上鳥居です。
この鳥居は、昭和27年に講和条約締結を記念して建立されました。
昭和39年には箱根神社鎮座1200年と東京オリンピックを祝って「平和」の額が掲げられ、それ以来「平和の鳥居」と呼ばれ親しまれています。
なお「平和」の揮毫は、講和条約の全権特命大使として条約に調印した吉田茂元首相の真筆になるそうです。
芦ノ湖畔から。
向こうには、元箱根の美術館などが見えます。
正参道内側からは、鳥居の向こう側に芦ノ湖を望むことができます。
この正参道を真っ直ぐ進むと、社殿へとたどり着きます。
まずは石段を上がります。
階段を登っていくと、第四鳥居が立っています。
また、この撮影地点右横に「矢立の杉」が立ち、鳥居の先は立派な杉並木となっています。
右手には手水舎があります。
第四鳥居の先にも階段は続きます。登って進むと、第五鳥居に至ります。
2018/01/02 ページ公開
2018/02/13 内容を一部更新いたしました。
(編集部)